花は桜木、人は武士

2001年5月22日
花は桜木、人は武士:
花の中では桜が第一であり、人間では桜の花のように美しくて潔い武士が第一であるということ。

名言ですね。やや驕り高ぶっているような気がしなくもないんですが(苦笑)。名言というか・・・こうなりたいなぁと思います。
武士に憧れますね。大好きです。主君に忠義を尽くす姿とか。堂々としていて、一本気で。(策士も好きですが、武士としては熱血の方が好きです)
「菊と刀」で「西洋は罪の文化、日本は恥の文化」といわれています。そのとおりだと思います。でも武士は「自らを恥ず」といって、その恥は内面化されています。それは西洋で神の目を意識しているのと、同じことになるのではないでしょうか?
かつて侍はnoble savage(高貴なる野蛮人)といわれたそうです。今の日本人には見られなくなってきてしまっていますが。

武士道とは「心を制し形をつくろい、本情を隠しつくろう」ことなのだそうです。欲に溺れず、己自身を律する姿勢。そういうふうに生きたいです。

しかしそれと同時に実情を大切にした生き方にも憧れます。「実情」とは飾り偽らない人間の心の本来のあり方であり、それは女々しい心でもあるそうです。悲しいときになき、楽しいときには笑う。
人間らしい生き方です。

わたしはいつのまにか実情を捨て去ってしまったようです。楽しくなくても笑い、悲しくても涙が出ない。
だからといって武士にもなれない。わたしは張りぼてのままです。ただ己の心を隠すことで、自分の身を守ろうとしているだけなのです。だけど、わたしは武士になりきれていないから。だから時々心が反乱を起こすんです。この心の中をさらけ出したいと。

わたしは武士になりたいです。
わたしは桜の木になりたいです。
このさくらという名のように。
精一杯満開の花を咲かせて、そのあとに潔く散っていきたいものです。
花を咲かせないで散っていくのは悲しいですもの。
ああ、だけど、潔く散れるのなら・・・・・・。

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